オプスソフト共通仕様

最新の公的評価フォーマット、暗号化にも対応

最新の公的評価フォーマットの3次データ、属性情報をダウンロードして受け取れます。評価終了後の履歴管理データの出力にも対応します。暗号化のパスワードが変わるため、前回ソフトでは受け取れません。

安心・安全なバックアップ機能

ソフトの終了時やデータの更新前に自動的にバックアップデータを保存します。ファイルは任意のフォルダに保存可能で、業務フローに合わせた柔軟な運用ができます。また、自動バックアップとは別に任意のタイミングでバックアップをすることもできます。

ログイン機能

セキュリティ強化のため、ログイン機能を搭載しています。ソフトの起動にパスワードを設定し、ソフトウェアの不正使用を防止します。オプションで使用しない設定にすることもできます。

ネットワーク対応

サーバ・クライアントを設定していただくと、2台以上のパソコンからデータを入力、共有できます。

サポート情報 リアルタイムで情報発信

ソフトウェアの[メインメニュー]下部に弊社からの有益な情報をリアルタイムでお届けできる「オプスからのお知らせ」機能があります。

サポート情報(よくある質問)の公開や障害情報、アップデートのリリース、営業時間のお知らせなどがリアルタイムで届きます。クリックするとWEBページが開き、お知らせを確認できます。

評価書作成

  • 複数市町村の評価データは別々に管理可能
    • 価格の丸めや提出帳票が市町村によって異なる場合にその都度設定を変える必要がないよう、市町村ごとにデータを管理できます。弊社固定資産税評価ソフト独自の機能で、「環境」という機能を使用します。「環境とは」(クリックするとFAQページを表示します)
    • バックアップデータも市町村ごとに出力できます。
  • 各市町村の独自帳票にも対応
    • 総務省様式以外に、東京区部や各市町村専用の様式にも積極的に対応しています。弊社では約50の都道府県・市町村に対応した実績があります。前回ソフトで対応した市町村専用帳票は今回もお使いいただけます。
  • 田地、畑地、山林等の評価書も作成可能
    • 評価書や調書の表題を「標準田地調書」や「標準畑地調書」、「標準山林調書」に変えて印刷できます。単位(10a、㎡)の変更も可能です。
山林の標準宅地調書サンプル
標準宅地調書の入力、地図・写真の作成
  • 調書の作成と入力
    • 効率よく入力できる一覧入力画面や、市町村から配布されたExcelファイルの取り込み機能、メモ価格を標準価格に一括コピーする機能があります。
    • 標準宅地一覧入力画面では、表示したい項目を設定できます。
    • 標準宅地番号とは別に管理番号でもデータを管理(選択)できます。管理番号には市で設定された管理番号や任意の番号を入力し、並び順や印刷にも利用できます。
  • 地図帳票の作成
    • 地理院地図や公図(PDFファイル、画像ファイル)から作成できます。対象範囲を囲んだり、旗のアイコンを立てたり、地図中に文字入力(例えば付近の公示地番号を追記する)ができる加工機能があります。
    • 「転載禁止」などスタンプを付加して一括印刷できます。
  • 写真帳票の作成
    • 撮影した画像をドラッグアンドドロップでソフトに貼り付けます。地図と同様の加工機能、印刷時のスタンプ付加機能があります。
評価書の入力
  • 見込価格と鑑定価格一覧表
    • 前回の本鑑定の標準価格、3年目の時点修正の価格、メモメモ価格、メモ価格、本鑑定の標準価格を一覧で確認できます。
    • 鑑定価格一覧表は総務省様式のExcelファイルにも出力でき、提出にも利用できます。
  • 評価文章の入力
    • 査定根拠や比準価格決定理由の文章入力時に金額挿入機能を使うと、価格が変わってもその都度正する必要がありません。評価書印刷時に最新の金額が印刷される便利な機能です。
  • 事例比較法
    • 採用した3事例を他の標準宅地に複写できます。
    • 評価地点を中心に、地図上から事例を採用できます。詳細は比準計算を参照してください。
  • 収益還元法
    • 直接法と間接法、いずれかの入力ができ、評価書も印刷できます。
間接法を使用する評価書のサンプル
  • 効率的に入力できるロック機能と絞り込み条件の設定
    • ロック機能
      • 入力が完了した評価データを「ロック」できます。ロックをかけると、誤ってデータを変更することがありません。
      • 1地点ずつ、または選択した市町村全件一括のいずれかでロックします。
    • 絞り込み条件
      • 評価書入力時の標準宅地番号選択リストには、所在・地区区分・用途地域・ロック地点除外の条件設定ができます。例えば下記画面のように設定すると、入力が必要な地点のみ選択リストに表示でき、次々と入力・表示ができます。
絞り込み条件を設定した評価書入力画面
価格検討地図表示

対象標準宅地を中心に表示し、周辺の標準宅地、公示地、基準地、事例、個別に入力した地点をプロットします。

  • ポップアップ機能
    • アイコンにマウスカーソルを位置づけると、価格等の情報をポップアップ表示します。カーソルが離れると表示は消えます。
  • 情報を固定できるラベル表示
    • 表示したい項目を固定して表示できます。ラベルをドラッグして、重ならないよう調整できます。

比準計算

ソフトで計算するまたはExcelの計算結果を取り込む、どちらも選べます。
ソフトで計算する場合、比準表はOPSソフトから取り込めます。他社ソフトのデータは取り込めませんが、比準表の作成を承ります。オプスサポートまでご連絡ください。

公示地・基準地、取引事例を全件一括計算

標準宅地に公示地(基準地)、取引事例を採用し、比準表を設定しておくと市町村を選択して全件一括計算できます。
目標価格の設定と調整には様々なオプションを用意しています。居住環境や繁華性に応じて調整でき、目標価格は手入力も、既に入力された標準価格の選択も可能です。
さらに、計算時に「目標価格を超えない」「目標価格に近づける」などの調整オプションも用意しています。

公示地、基準地との規(比)準

規(比)準先の公示地、基準地は国土数値情報からダウンロードするか、OPS地価公示、地価調査ソフトから取り込みます。公示地は最新の公示地と1年前の公示地のいずれかを選択できます。提出日と公示価格の公開日を考慮して評価できます。

OPSの公示・調査と同じ仕様の比準計算画面もご用意しています。

取引事例との比準
  • 事例の選択
    • 地図から事例採用

対象地を中心に、事例、採用済みの公示地、基準地が表示されます。

プロットされた事例のアイコンにマウスカーソルを位置づけると、ポップアップ表示で事例の情報が表示されます。

アイコンをクリックすると事例が採用され、採用記号を表示します。

  • 比準計算

対象地と公示地(基準地)、事例を1画面で表示し計算できます。
OPSの他ソフト(公示・調査等)と同じ仕様の比準計算画面も用意しています。

事例は何件でも比準計算ができ、そのうち最適な3件を選択できます。

対象地の標準価格、3事例の平均価格、最高・最低金額の割合等を参考にして評価できます。

  • 比準計算画面で表示できる参考指数の一部
    • 標準価格/公示地(基準地)の試算価格の比率
    • 採用3事例の平均価格
    • 標準価格/3事例の平均価格の割合
Excelの比準結果もかんたんにインポート可能

あらかじめ事例・公示地(基準地)を選択しておけば、ご自身で計算された地域格差の数値、または格差のある要因と率の結果をExcelで取り込めます。
比準計算に使用する要因データもExcelファイルで受け取れます。

データ入出力

オプスソフトからの取り込み
  • 前年固標ソフトから取り込み
    • 1クリックで事例以外のデータが取り込めます。前回評価の地図、写真も取り込めます。
  • OPS地価公示、地価調査、相続税ソフトから取り込み
    • 比準表、賃貸事例、取引事例(独自事例のみ、過去3年分の各ソフトから)、公示地、基準地が取り込めます。
評価書・事例データの入出力、履歴管理データの出力
  • 評価書
    • 評価書データを交換する際、評価文章(比準価格決定理由・市場の特性・標準価格の査定・評価額決定理由・収益非適用理由)を除くオプション、地図写真を付加するオプションがあります。
    • 評価書データはExcelファイルに出力可能です。様式ごとにシートを分けて一覧形式で出力します。データのチェックにも利用できます。
  • 事例
    • 取引事例
      • 3次データ、属性情報をREA-NETからダウンロードし、受け取ります。属性情報が更新できれば、事例は四次データになりますので、評価書に使用できます。
      • OPS地価公示、地価調査ソフトからも四次データに更新できます。
  • 履歴管理データ
    • 評価終了後に履歴管理データが出力できます。お客様ご自身でREA-NETにアップロードしていただきます。
比準表の取り出し・受け取り

OPSソフトで作成した比準表が受け取れます。他社ソフトで作成した比準表は受け取れませんが、比準表の作成・変更を承りますのでオプスサポートまでご連絡ください。

データチェック

主なチェック機能や一覧表です。帳票一覧ページでも出力できるチェックリストをご紹介しています。

  • 用途地区と間口・奥行のチェック
    • 用途地区とそれに対応した間口・奥行の値を設定すると、設定した範囲外の標準宅地が個性率で補正されているかをチェックできます。チェック結果はExcelに出力します。
間口奥行のチェック チェック用範囲設定画面と実行画面
  • 純収益一覧
  • 鑑定評価書のデータチェック
    • 標準宅地調書の未入力、採用事例の事情補正や地域要因が50以下または150以上など、お客様からご要望いただいたチェック項目が複数あります。
  • 地域要因の整合性審査
  • 鑑定評価書の文章チェック
    • 市町村、所在地、用途地域や標準価格の範囲を設定し絞り込み、文章をチェック、検証できます。Microsoft Wordの文章校正機能を使用して、読点や句点の重複や送り仮名の誤り、助詞の連続等の誤りを見つけます。例えば、○○市の商業のみ比準価格決定の文章を一覧でWordに出力し、検証できます。

印刷・PDF出力

提出帳票とは別に様々な帳票、チェックリストがあります。帳票は印刷もPDF出力もいずれも可能です。

時点修正

本鑑定終了後、3年間の時点修正の入力、時点修正一覧表の印刷に対応します。総務省様式以外の各市町村の様式にも対応しています。

データの入力と印刷
  • 1 年半後以降の価格を価格時点から基準日までを連続して計算するか、直前の基準日で一度価格を丸めてから計算するかを選択できます。
  • ソフトで入力するか、Excelで入力したデータを取り込んで、時点修正一覧表を印刷します。
制限事項

製品の仕様など記載された内容は、改良のため予告なく変更することがございます。ご了承ください。